奈良の和菓子~「萬御菓子誂處 樫舎」さんの芸術的和菓子~
「ならまち」に店舗を構える和菓子屋さん「樫舎(かしや)」さんへお伺いしました。
人気のお店で、この日もお客さんが絶えることなくいらしていました。
1階は販売、2階は喫茶室になっていて、夏の時期は「かき氷」も人気です。
今回は「かき氷」ではなく、和菓子を持ち帰り用に包んでいただきました。
こちらの3種類のお菓子です。
綺麗な和菓子に思わず歓声が上がります。
左のとても綺麗な色合いのお菓子は「棚機多津女(たなばたつめ)」という名前で、糸巻を表しているそうです。
芸術的な色合いと美しさににうっとりしてしまいます。
真ん中は、ご主人イチオシの「みよしの」で、葛焼きのお菓子です。
右は「朝顔」、練り切りのお菓子です。
どれも美しくて、形を壊すのは忍びないですが、切ってみます。
写真が下手なので、美しさが消えてしまいましたが、どれも幸せを感じる美味しさでした。
「みよしの」は一見すると中は羊羹のように見えますが、吉野本葛を使っていて、羊羹より柔らかく、ご主人イチオシの自信作だということが頷けます。
悩んでこちらの3種類にしたのですが、全種類買っても後悔は絶対しないと思うくらいのお菓子でした。
ところで、
「樫舎」さんのお菓子は、今回初めていただいたのだと思っていたのですが、驚いたことに以前にいただいていたことが発覚しました。
「樫舎」さんのインスタグラムを見ていたら、「長谷寺」というハッシュタグ付きで「女夫饅頭」の写真があったのです。
そのお饅頭に見覚えがありました。
以前、奈良県桜井市の長谷寺へ行った時、近くのお店で買ったのと似ていたのです。
樫舎さんが作っているとは思わず、慌てて購入したお店「やまとびとのこころ店」さんのホームページを見てみました。
「やまとびと女夫饅頭(めおとまんじゅう)」は、岡本彰夫 元春日大社権宮司に監修いただき、奈良町の「萬御菓子誂處 樫舎」のご主人 喜多誠一郎氏のご厚意により、江戸時代の面影を残しながら素地を厳選して調製いただいた和菓子です。
と書いてあるではないですか!
「女夫饅頭」を食べた時、その美味しさに感激したのですよ。
次に行った時も、絶対買いたいな、と思ったほどでした。
なので、今回偶然、思わぬところで「樫舎」さんを発見して驚きました。
今回が初の樫舎さんではなかったようです。
こちらが以前に「やまとびとのこころ店」で購入した「やまとびと女夫饅頭(めおとまんじゅう)」です。
白いお饅頭と赤いお饅頭が合わさっていて、そのお饅頭の間にも餡が入っているという珍しいお饅頭です。
写真を見ていたら、また食べたくなってきました(笑)。