法多山尊永寺~厳しいとウワサのおみくじをひいてみました~
法多山尊永寺(静岡県袋井市)の「万灯祭」に参拝させていただいた時に、「凶」が多いとウワサのおみくじをひいてみました。
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筒をシャカシャカと振って中から番号が書かれた棒を取り出すタイプです。
100円を納め、シャカシャカ・・・。
「吉」でした。
今まで苦労は多かったけど、これからは良くなる、というようなことが書かれていました。なんだかとても嬉しい、良いお言葉をいただきました。
元三大師みくじ
こちらのおみくじは元三大師(がんざんだいし)のおみくじです。
元三大師(912~985年)とは、第18代天台座主を務められ、比叡山延暦寺の中興の祖といわれる方です。
良源(りょうげん)という名で諡号は慈恵大師(じえだいし)。「元三大師」は通称なのだそうです。
「まず他人を立て、自らを後にすべし」というご遺誡(ゆいかい)を残されています。
おみくじの考案者としても有名で、元三大師のおみくじがあるお寺は多いようです
が、「凶」が多いらしく、厳しいともっぱらの噂です。
「悦び事…なし、待ち人…来らず、生死…はなはだ危うし」などと書かれているとか・・・。
法多山では江戸時代から「元三大師御籤」を使っていて、内容もその時からほとんど変わっていないそうです。
「凶」は100本中30本、「大吉」は100本中17本だとか。
今では死んでしまうことがない病気でも、その当時は死を覚悟しなければいけない時代だったことを思うと、「生死はなはだ危うし」という言葉も頷けます。
逆に今の時代に生きていることの有難さを感じます。
元三大師みくじの意味を調べる
元三大師みくじは、漢文で書かれている部分があり、その解説も書かれているのですが、全部ひらがなで、読みにくく、意味が良くわかりませんでした。
書かれているひらがなの言葉を拾ってネットで検索しても、ヒットしない言葉もあり、素人が理解するには難しいのです。
なので、1文が5文字ずつになっている漢文をそのまま入れて検索したり、「おみくじ 1番」などと入れて検索してみました。
すると、100種類全部のおみくじについて解説しているサイトを発見しました。
これでしっかり意味を知ることができました。
観音様を表す梵字「サ」
上の写真中央に大きく書かれている漢字のような記号のようなものは「梵字」です。
仏さまを表していて、古代インドのサンスクリット語が起源なのだそうです。
法多山は御本尊が観音様なので、観音様を表す梵字「サ」が書かれています。