夏のふくろい 遠州三山風鈴まつり~「法多山尊永寺」編~
静岡県袋井市の遠州三山では、2019年5月18日(土)から8月31日(土)まで「夏のふくろい 遠州三山風鈴まつり」が行われています。
そのうち今回は、法多山尊永寺の風鈴まつりへお伺いしました。
風鈴の由来は、お寺で邪気除けの意味でお堂などに吊り下げられる「風鐸」(ふうたく)なのだそうです。
風鐸の音が聞こえる範囲は災いが起こらないといわれているそうです。
境内のあちこちに風鈴が吊り下げられ、境内全体が風鈴祭りの会場になっています。
本堂ではお堂の左右のエリアが会場になっていました。
(境内にたくさんある灯籠は「万灯祭」の灯籠です。記事はこちらです。)
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本堂向って左のエリアにある風鈴です。
綺麗な絵が描かれています。
時折、サーっと風が吹くと、チリンチリンととても綺麗な音色を奏でていました。
こちらは本堂向って右側の風鈴です。
木の札に「法多山」とあり、反対側に願い事が書かれています。
こちらは「諸尊堂 北谷寺」の風鈴です。
「諸尊堂 北谷寺」は、今の本堂ができるまで本堂だったお堂です。
こちらの風鈴は願い事が書かれていなくて、風鈴のオブジェになっています。
ブルー系の風鈴でまとめられ、とても綺麗でした。
お堂の中から見てみるとこのような感じで、外の景色ともマッチしてとても素敵&涼し気です。
こちらは本堂のあるエリアから少し下がったところ、薬師堂の横にある風鈴です。
風鈴の音色は、暑さをしのぐだけでなく、癒してももらえますね。
子どもの頃は夏になるとよく風鈴を吊り下げていましたが、最近は風鈴を置かない家が多いですね。
ご近所さんとの兼ね合いなどもあるのでしょうが、風にのって風鈴の音色が聞こえてくる情景が復活してほしいなと思います。
遠州三山スイーツ
風鈴を堪能したところで、スイーツをいただきました。
風鈴まつりでは、期間中の限定スイーツがあり、こちらは「門前ごりやくカフェ」さんの「氷室さまの氷甘酒」(250円)です。
米麹の甘酒のスムージーです。
甘酒のスムージーは初めてでしたが、美味しかったです。
「氷室さまの・・・」というのは、境内に氷室神社があるので、そこからきているのだと思います。
この氷室神社はお社があるのではなく、洞穴自体が御神体になっていて、氷が供えられる大祭が旧暦6月1日に行われます。
この日は「万灯祭」のためオープンしていたようですが、通常オープンしているのは金・土・日・月の10:00~16:00です。