夏から秋のお花~綺麗だけど、毒を持つ危険なお花もあります~
付近をブラブラと歩いていたら、綺麗なお花を見つけました。
ピンク色のかわいいお花です。
調べてみると、「夾竹桃(キョウチクトウ)」というらしいです(たぶん合っていると思います)。
葉が竹のようで、花が桃の花に似ているのでこの名前が付けられているようです。
とても綺麗なお花なのですが、じつは毒があるそうです。
葉や花だけでなく、根や果実や周辺の土にも毒を持ち、生木を燃やした際に出る煙にも毒が含まれるそうです。
吐き気や嘔吐・下痢・倦怠感・めまい・腹痛などの中毒症状を起こし、場合によっては心停止などの重篤な症状を起こしてしまうこともあるそうなのです。
こんな危険な木が生活圏にあるのはとても怖いですが、枯れにくく、乾燥や大気汚染に強いので街路樹にも使用されているとか・・・。
近付いて写真を撮ってしまいましたが、幸い何もそれらしい症状はなく、一安心。
極端に恐れる必要はないのかもしれませんが、綺麗だからといって近付かないほうがよいお花もある、という知識は持っておいたほうがよさそうです。
因みにこの夾竹桃は、お花の色がピンクだけでなく、白・黄・赤・オレンジなどいろいろあるようで、開花期は6月から9月の夏頃のお花ですが、近年はまだ暑いから10月も咲いているかもしれないです・・・。
そして、こちらも何気に見つけたお花です。
西日が当たって見難いですが、「ランタナ」です。
開花期は5月~11月。
お花の色が徐々に変化するため「七変化」と言われています。
ランタナは、お花が終わると下の写真のように実をつけます。
写真上の青丸の実は、まだ実が生りはじめた時。
そして、下の黄丸の実のように下からだんだん黒っぽくなり、最終的に左の赤丸の実のように全体が黒っぽくなります。
ランタナは、実や種に毒があるそうです。実の部分は、それほど強い毒ではないようですが、かみ砕いたり、お子様や妊婦さんは口にしないほうがよいようです。
普段何気なく見ている植物でも毒性を持つものって結構あるのですね。