2019年再びの京都 vol.1 ~京都御所 特別公開(その2)~
所用で京都を訪れ、天皇陛下御即位30年記念の特別公開を行っていた京都御所を拝観しました。
(天皇陛下御即位30年記念の特別公開は、平成31年3月12日~21日までで、現在は終了しています。)
「2019年再びの京都 vol.1 ~京都御所 特別公開(その1)~」からの続きです。
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「清涼殿(せいりょうでん)」
平安時代中期から、天皇の日常のお住まいとして定着した御殿です。
手前が「漢竹」、向こう側が「呉竹」。
「小御所(こごしょ)」
江戸時代は将軍・大名などの武家との対面や儀式の場として使用されました。
ここに、前述の「帽額(もこう)」が展示されています(建物の中)。
(前述の記事→
2019年再びの京都 vol.1 ~京都御所 特別公開(その1)~ - 穏やかな暮らし)
階段の右側の細長い展示物は「即位器服図式(そくいきふくずしき)」です。
即位の儀式に使われた調度品を図示した巻物です。アップで撮影してみました。
「御学問所(ごがくもんじょ)」
慶応3年(1867)、明治天皇が「王政復古の大号令」を発せられた建物です。
ここでは、雅な雅楽が流れていました。今上陛下の即位の礼における「饗宴の儀」で、宮内庁式部職楽部により演奏された曲なのだそうです。
雅楽を演奏しているのは、貴族の方ではなく(人形です)、録音でした。
宮内庁式部職楽部の楽師が演奏する雅楽は、国の重要無形文化財に指定され、楽師の全員が重要無形文化財保持者に認定されているそうです。
小御所と御学問所の間に「蹴鞠の庭」があります。
「御池庭(おいけにわ)」
池を中心とした回遊式庭園です。
「御内庭(ごないてい)」
「御常御殿(おつねごてん)」
天皇の日常の場であるとともに、南側に上・中・下段の間を備えて、儀式や対面の場としても使われました。
明治天皇は東京に遷られるまで実際にお住まいになっていたそうです。
「御三間(おみま)」
御常御殿の一部が独立したもので、七夕などの内向きの行事に使用されました。
上段の間の中央に天皇の御座があり、「朝賀図」と題された雅やかな障壁画に彩られているそうです。
即位礼で用いられる束帯・十二単が展示されていました。
拝観はここまでですが、おもいのほか見どころがたくさんな拝観でした。
最後に参観者休所に入ってみました。
こちらには売店もあり、いろいろな記念の品がありました。
京都御所限定のものもあったりして、「なにか買おうかな~」と見ていたら、「!!!」となるものを発見しました(笑)。
こちらです。
菊の御紋入りの長財布です。
この長財布、皇居で主に販売しているのですが、 職人さんの手作りで製作に時間がかかるため、品切れしていることもあるそうなのです。
薄型で重くなく、しかも、お値段なんと1300円ということで、とても人気があるらしいのです。
以前から欲しかったのですが、皇居まではなかなか行く機会がなく、今回思わず発見してしまい、即、買ってしまいました(笑)。
皇居の売店では、たくさんの色があるらしいのですが、京都御所の売店にあったのは、ゴールド・黄色・ワイン・黒の4色でした。
ワインも良かったのですが、売店の方が一番人気はゴールドだと言うので、実際にケースから出して見せてもらったところ、派手なゴールドではなく、渋めな感じのゴールドだったので、こちらに決めました。
ピカピカのゴールドは持てないなと思うのですが、マットな感じが良さげです。
比較のため、ピカピカの龍のお守りを上に置いてみました。
写真だとよくわからないかもしれませんが、金ピカのゴールドではないです。
普段使いではなく、特別な時のためのお財布として使いたいと思います。
中は、大きいポケットが3つ、ファスナー付きのポケットが1つ、カード入れが3つあります。
同じシリーズでは、長財布の他に、小銭入れとカード入れ(?)(名刺入れ(?)パスケース(?))がありました。
このあと、京都御苑内の桃林、梅林に行ってみました。
京都御苑ものんびりできて良いですね。
時間がある時に、ゆっくりしたいです。