LIFE LOG(小さな幸せ気分)

小さな幸せ気分

~心穏やかな毎日とシンプル、丁寧な日常の風景~

大和国一之宮 大神神社(奈良県桜井市)参拝

 

天理市から桜井市の辺りは、山の辺の道として人気のスポットで、特に桜井市は、箸中遺跡・纏向遺跡などたくさんの遺跡があったり、邪馬台国畿内説における都がおかれた場所という説もあり、古墳の数と言い、日本の古代史にとって重要な地域です。

そんな遺跡や古墳をゆっくり・じっくりと見て回りたいのですが、今回は、時間の都合で大神神社と元伊勢である檜原神社を目指しました。

大神神社(おおみわじんじゃ)

大和国一之宮 大神神社(おおみわじんじゃ)は「古事記」や「日本書紀」にもその創祀が登場し、日本最古の神社として、また近年はパワースポットとして有名です。

 

【ご祭神】大物主大神(おおものぬしのおおかみ)

【配神】 大己貴神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)

 

大物主大神(おおものぬしのおおかみ)は、国造りの神である大国主神(おおくにぬしのかみ)の「幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)」であり、大物主大神三輪山に鎮まることを望まれたとされています。

そのため、大神神社には本殿がなく三輪山御神体としています。

大鳥居

まずは境内から少し離れた場所にある大鳥居から。

大神神社へはJR三輪駅が最寄り駅なのですが(駅から徒歩約5分)、フリー切符を持っていたので、それが使える近鉄とバスを利用しました。

近鉄で行くと天理駅と桜井駅から大神神社方面のバスが出ています。

今回は、大神神社に近い桜井駅まで近鉄に乗り、そこからバスで「三輪明神参道口」バス停まで行きました。

 

三輪明神参道口」バス停で下車すると、すぐにこの大鳥居があります。 

奈良

逆光ですが、鳥居の間に見えている山が三輪山です。ここに大物主大神がお鎮まりになっています。

 

この大鳥居は、昭和59年の昭和天皇ご親拝記念と御在位60年を奉祝して建立されました。

昭和61年5月28日完成なので、まだ新しいのですが、高さが約32mあり、日本一なのだそうです。

 右に少し屋根が見えているのは老舗の和菓子屋さんなのですが、比べてみると大きさがよくわかると思います。

実際に見ると本当に大きいです。

その鳥居の間に三輪山が見えるこの光景は神々しく、見ることができて感激でした。

 

一の鳥居がこの近くにあるのですが、すっかり忘れてそのまま大神神社へ向ってしまいました・・・。

二の鳥居~拝殿

大鳥居から10分程歩くと二の鳥居です。

奈良

この写真もそうなのですが、なぜか大神神社で撮影した写真は全体的に白っぽくなってしまっています。天候や太陽(光)の具合なのかもしれませんが、よくわかりません。

 

二の鳥居をくぐり、参道を歩きます。

奈良

奈良

こちらの白っぽいのは 靄?霧?です。これは目で見てもはっきりとしていました。

これがかえってとても神秘的な雰囲気を出していました。

 

二の鳥居をくぐった途端、「神気」というのでしょうか、空気がサッと変わるのを感じました。

この参道を歩いている間中、天河大辨財天社で感じたものと同じような、体がビリビリ?ゾクゾク?という感じがしていました。

 

こちらは手水舎から振り返って歩いてきた参道を撮影したものです。

右端にある鳥居は「夫婦岩」、人が歩いている辺りにある鳥居が「祓戸神社」です。

奈良

 

祓戸神社には大祓詞に登場する祓戸四神が祀られています。

奈良

この祓戸四神は穢れを祓っていただける神。

心身を清浄にするため、一番最初にこちらに参拝します。

記紀(「古事記」、「日本書紀」)には名前が見られず、封印されたとされる瀬織津姫がこちらにはお祀りされています。

 

この石段を上がると拝殿になります。

奈良

 

大神神社の拝殿です(国重要文化財)。

奈良

本殿は前述の通り、三輪山御神体としているためありません。

拝殿から三輪山に向かい祈りを捧げます。

 

拝殿にお祈りの言葉が書かれていました。

「幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)守給(まもりたまえ)幸給(さきはえたまえ)」という鎮魂詞(いのりのことば)を三回唱えます。

 

ご神木の「巳の神杉」です。 

奈良

物主大神の化身の白蛇が棲んでいるのでこの名前が付けられたそうです。

蛇の好物の卵がお供えされていました。

狭井神社(さいじんじゃ)

「くりす道」を通り、狭井神社へ向います。

奈良

数分で狭井神社に着きました。

奈良

正式には、狭井坐大神荒魂(さいにいますおおみわあらみたま)神社といい、 三輪の神様の荒魂(あらみたま)をお祀りしています。

奈良

病気平癒の神様として篤く信仰されていて、万病に効くというご神水の薬水が拝殿の左にある薬井戸から湧き出ています。

コップが用意されていて自由に飲むこともできますが、持ち帰り用にペットボトルに入ったご神水も授与されていました。

 

この狭井神社三輪山への登拝の受付場所となっています。

以前は三輪山は禁足地でしたが、近年に登拝が特別に許可されるようになりました。が、登山はあくまでも参拝が目的であって、観光気分の軽い気持ちではいけないそうで、いくつかのルールが決められています。

受付後、詳しい説明が神職の方からされるようです。

今回は、登拝させていただく時期ではないような気がして行きませんでした。

いつかその時期がきたら 登拝させていただくかもしれません。

 

狭井神社を出てしばらく歩くと、大和三山二上山を望める「大美和の杜」という展望台があります。

そこからの絶景を楽しみにしていたのですが、この後予定が狂ってしまい、行くことが出来ませんでした。次回の楽しみにとっておこうと思います。

 

この後、山の辺の道を通り、大神神社の摂社であり、元伊勢でもある「檜原神社(ひばらじんじゃ)」へ向いました。

途中、思いがけずハスの群生地があり、見頃のハスの花も堪能できました。

 

次の記事へ続きます。