LIFE LOG(小さな幸せ気分)

小さな幸せ気分

~心穏やかな毎日とシンプル、丁寧な日常の風景~

青春18きっぷと京都丹後鉄道で行く天橋立の旅(その2)~元伊勢籠神社、眞名井神社、傘松公園~

  

3月下旬、京都から電車を乗り継いで、天橋立を旅しました。

天橋立の旅(その2)」では、観光船で一の宮桟橋まで行き、元伊勢籠神社と眞名井神社を参拝、ケーブルカーで傘松公園から天橋立を眺めます。

 

観光船に乗るまでの記事は、「天橋立の旅(その1)」にまとめました。

ippo-kokoroodayaka.hatenablog.com

 

 

 

観光船で一の宮

天橋立桟橋から一の宮桟橋まで約12分の乗船です。

観光船の周りにカモメがたくさん来ます。

天橋立

天橋立

 

1階は椅子席ですが、ほぼ満席だったので、デッキへ行き、景色とカモメさんを堪能しました。

のりばにカモメのエサ用にかっぱえびせんが売られていて、外国の団体さんがカモメにあげていました。それを目当てにたくさんのカモメさんが集まってくるのです。

カモメさん、とっても上手にキャッチしますよ!(笑)

かっぱえびせんが好物なのですね。海老と塩で海と合うからでしょうか?(笑)

 

観光船は「かもめ11号」でした。

天橋立
天橋立

 

潮風に吹かれつつ、カモメさんと天橋立の景色を堪能していたらほどなく一の宮桟橋へ到着です。

このあとは、徒歩5分程のところにある「丹後一宮 元伊勢籠神社」を目指します。 

丹後一宮 元伊勢籠神社

籠神社は「このじんじゃ」と読みます。

神代の時代、匏宮(よさのみや)として豊受大神をお祀りしていましたが、その御縁により、第十代崇神天皇の御代に天照大神が笠縫邑より御遷りになり、吉佐宮(よさのみや)として4年間お祀りしました。

その後、天照大神豊受大神はそれぞれ伊勢に御遷りになったため、伊勢神宮の元宮として「元伊勢」となっています。

両大神が伊勢に御遷りになった後、養老3年(719)、彦火明命(ひこほあかりのみこと)を主祭神として迎え、お祀りしています。

 

主祭神 

  彦火明命(ひこほあかりのみこと)

 

相殿

  豊受大神(とようけおおかみ)

  天照大神(あまてらすおおかみ)

  海神(わたつみのかみ)

  天水分神(あめのみくまりのかみ)

 

彦火明命は天孫邇邇藝命の兄弟神で、籠神社の海の奥宮冠島に降臨しました

冠島は、後で行く傘松公園に遥拝所があります。

 

丹後一宮 元伊勢籠神社

 

この先に本殿などの社殿がありますが、写真撮影禁止です。

丹後一宮 元伊勢籠神社

 

手前に屋根で覆われているのは狛犬です。写真では左の狛犬しか映っていませんが、ちゃんと右にもいます。

丹後一宮 元伊勢籠神社
丹後一宮 元伊勢籠神社
狛犬

こちらの狛犬さん達、重要文化財なのです。

近くに由緒が書かれていました。

重文狛犬(阿吽一対) 伝 鎌倉時代

伝承によると、作者の一心で魂の入った狛犬が、天正年中不意に天橋立の松林に出現して、元伊勢詣りの参拝者や通行人を驚かした。偶々親の仇討にひそんでいた岩見重太郎が之を聞いて鎮霊を決意し、一夜待ち構えて音の方向に剛刀を一閃したところ、石の狛犬の前脚が切れて出現が止んだと云う。以来社前に遷座して専ら魔除の霊験が聞こえたと伝えられる。

他所と違い、胴と脚がどっしりとして、日本化された狛犬の最大傑作と云われる。

 

岩見重太郎という人物が出てきましたが、そういえば、天橋立天橋立神社の近くに「岩見重太郎仇討ちの場」という石碑がありました。

 

近くには大和さざれ石があります。

丹後一宮 元伊勢籠神社

 

手水で清めた後、ご本殿でお参りさせていただき、続けて、恵美寿社、猿田彦社、春日社、天照大神和魂社各社にもお参りさせていただきました。

 

神札授与所では、たくさんのお神札やお守りが授与されています。

こちらの授与所には、気になるお守りが幾つかあり、幾つもいただくものではないのかもしれない、と悩みに悩んだのですが、結局複数のお守りをいただきました。

御朱印もこちらでいただけるようです。

 

元伊勢籠神社は、眞名井神社から現在の地に本宮が遷されていますが、2019年は本宮御鎮座1300年にあたり、5月18日(土)に式年大祭が行われるそうです。

式年大祭に参列できるのは関係者のみで、5月17日~18日にかけてご祈祷などができなかったり、一般参拝者の参拝時間や授与所の時間も変更になっているようです。

 

この後、奥宮眞名井神社へ行きました。

 

眞名井神社

 

眞名井神社

眞名井神社

 

「眞名井神社」の石碑の裏側です。

眞名井神社

 

御霊水「天の眞名井の水」

眞名井神社

天村雲命が天より持ち降った御神水で、最初に高千穂の井戸に遷し、その次に眞名井原の井戸に遷したのだそうです。

その後、倭姫命伊勢神宮外宮の上御井神社の井戸に遷したと伝えられているそうです。

現在はこちらは手水として使われていて、持ち帰り用のお水はその奥にあります。

こちらには水みくじもありました。

眞名井神社

 

狛龍がお守りしています。

眞名井神社

 

石段を上がっていきますが、ここからは写真撮影禁止です。

眞名井神社


こちらでお参りさせていただきました。

社殿の裏に磐座があり、その近くまではいけませんが、神秘的な雰囲気でした。

 

この後は、傘松公園で天橋立を上から眺めます。

傘松公園

元伊勢籠神社の近くにケーブルカーとリフトの駅・府中駅があります。 

府中駅


向って右がケーブルカー、左がリフトです。

天橋立の景色を見たかったので、ケーブルカーで行くことにします。

ケーブルカーの後方に陣取ると、こんな感じで天橋立を見ることができるのです。

これが上から初めて見た天橋立なので、やはりこれを見ると感動です!

天橋立


ケーブルカーだと4分で傘松公園へ到着します。

天橋立


ケーブルカーを降りるとそこが傘松公園です。

スカイデッキからの天橋立です。

天橋立

 

股のぞき台ですが、のぞきませんでした(笑)。

天橋立

股のぞきをして見た天橋立は、天へ昇る龍の姿のように見えるため、「昇龍観」と呼ばれてとても縁起が良いといわれているそうです。 

 

傘松公園の公式キャラクター「かさぼう」のお地蔵さまです。

天橋立


かさぼう地蔵の写真を撮っていたら、本物がいらっしゃいました。

天橋立

 

冠島沓島遥拝所です。

天橋立

 

冠島沓島は元伊勢籠神社主祭神・彦火明命(ひこほあかりのみこと)と后神の市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)が降臨されたと伝えられています。

下の写真ではよくわかりませんが、中央にうっすら小さく見えているのが冠島、その左にさらにうっすら見えているのが沓島です。

天橋立


この後、西国三十三所第二十八番札所 成相寺に行きました。参拝後、傘松公園まで戻ってきた時に、朝から何も食べていないことに気付き、公園内の「AmaTerrace(アマテラス)」の1階にある「Ama Cafe(アマカフェ)」で、オススメという「傘松だんご」をいただきました。

2階には天空のレストラン「AmaDining(アマダイニング)」があり、天橋立を見ながらお食事できるのですが、残念ながら満席でした。

 

傘松だんごの「世屋みそ」です(1本300円)。

天橋立


「世屋みそ」は、国産の大豆と塩を使い、昔ながらの製法で作ったこだわりの赤みそなのだそうです。

世屋みそは、初めて食べましたが美味しかったです。おだんごもモチモチでした。

 

帰りはリフトに乗ろうと思っていたのですが、のりばで係の方が他のお客さんに「風が強いから揺れるよ。大丈夫?」と言っているのが聞こえ、大丈夫ではない私は帰りもケーブルカーにしたのでした(笑)。

 

府中駅周辺にもお土産屋さんがたくさんあり、宮津天橋立名産の黒ちくわを焼いているお店もありました。こんがりと焼けた黒ちくわが美味しそうでした(笑)。

 

お土産を少し購入し、再び観光船に乗り帰路につきました。