駿府城公園を散策、天守台発掘現場も見学しました(静岡市)
先日脇腹のあたりを痛めてしまったのだけど、なるべく安静にしていたのが良かったのか、痛みはすっかり消えました。良かった!骨折かと思うくらい痛かったので・・・。
ドジなワタクシです(笑)。
4月8日の花まつりも結局どこにも行かなかったので、まだ少し痛みが残っていた脇腹を庇いつつゆっくりと静岡市の駿府城公園へ少しだけ行ってみました。
(行ったのは、少し前、ちょうど桜が綺麗に咲いている頃です。)
二ノ丸御門跡
駿府城公園は、徳川家康が築城した駿府城の跡地を静岡市が所有し、公園として整備しています。
二ノ丸橋から公園内へ。綺麗な桜がお出迎えです。
後ろにお城のような建物が見えていますが、復元された坤櫓(ひつじさるやぐら)です。
今回は行きませんでしたが、1階部分のみ公開されているようです(有料、公園内他施設との共通券あり)。
この付近は二ノ丸御門跡なのですが、そこの石垣を見上げたら鳥が・・・
ズームで撮影してみました。
鳥・・・ですが、なにか目的があって作られたのかなど詳細は不明です(笑)。
桜を愛でながらブラブラ散策
駿府城跡天守台発掘調査現場
発掘現場へ来ました。
平成28年度から31年度にかけて、天守台の発掘を行っていて、無料で発掘現場が見られます。
ここを左へ行くと入口です。
天守台は築城からわずか28年で焼失してしまいますが、その後再建はされなかったということです。天守は戦や権威のシンボルとして作られるのですが、天下泰平の世となり天守は不要となったため再建されなかったと考えられているそうです。
中へ入るとすぐ発掘現場が現れます。
実際の発掘作業は、ずっと行われるわけではなく、期間を決めて行うようで、今の期間は作業はしていませんでした。
こちらでは家康の石垣と豊臣方の石垣の特徴を説明しています。
手前に見える大きめの石が積み重なった石垣が家康が築いた石垣です。
その後ろ(奥)に見える小さめの石の石垣が豊臣方の石垣です。
豊臣方の石垣とは、豊臣秀吉が天正18年(1590)関東に移した家康に代わって駿府領主とした中村一氏に築かせた石垣のことです。
2つの石垣は、石の加工方法が違っているそうです。
写真の上部、赤丸で囲ってあるのは、家康の後ろ姿(笑)です。
後から見に行くことにします。
この豊臣方の石垣付近からは金箔瓦が出土しています。
上の写真、左が家康の石垣、右が豊臣方の石垣ですが、豊臣方の石垣付近の茶色のシートで覆われている部分から金箔瓦が出土しているそうです。
実物は、発掘情報館「きゃっしる」で見ることができました。
すでに金箔はほとんどなく、わずかに残る程度でしたが、これが実際に使われた天守はさぞ凄かっただろうと思います。
*「きゃっしる」は展示替えがあるようです。今後も金箔瓦が展示されるかは不明です。
家康 公像~東御門
発掘現場を出て、先ほど後ろ姿が見えていた徳川家康に会いに行きます。
晩年の家康公像です。
この近くに家康公手植えのミカンの木があります。
柵の中なので、見難いのですが、紀州ミカンの一種とのことです。
こちらは二ノ丸水路です。
広い公園なので、全部は回りきれません。
東御門から出て駿府城公園を後にしました。
家康公の散歩道
東御門を出ると「家康公の散歩道」と名付けられた散策道があります。
こちらは「家康公の散歩道」から見た巽櫓(たつみやぐら)です。
こちらも復元されたものですが、有料で見学ができます。
(写真右側の橋を渡ったところが東御門です。)
弥次喜多像です。(後ろの建物は巽櫓)
こんな石碑も・・・
「わさび漬発祥の地」の石碑です。
公園内には他にも「紅葉山庭園」(有料)もあり、なかなか見どころがたくさんな公園です。イベントもたくさん行われているようなので、そんな時はまた別の楽しみ方ができそうです。